OJT 01


今まで座学が多かった私。

過去に現地採用で働いていたコンサルタントの人のファイルを
見て、クライアント整理をするor商品を勉強する、のどちらかが
最近の仕事だったけれど、

初めて「リアル課題」に遭遇した。

インド人スタッフから、契約が落ちてしまいそうだーって言われたことが発端だったけれど、私も少し一緒に仕事をした、という感覚を得られた。

上司もマネージャーも外出中でいないし、
私しか聴く人がいなかったからかもしれないけれど、
彼らからも聞いてもらえたことは嬉しかった。

ないない尽くしの私の頭で考えたけれど、
結局こういう時は、
①何が両者の間で問題になっていて
②その問題と言われていることに対して、こちらがどんな解決策を提示し
相手に納得・理解してもらうか、
ということだ、と思うと、今までやってきたことと同じだというところに落ち着いた。

状況を把握するために、サービスの流れやどんな人が関わっているのか、
英語も業界用語の頭文字も理解するのに時間がかかってしまったけれど、
インドに来て初めて「あ、少し働いたかも」という感覚を得られて
安心した。

細かいところは連絡のついた上司に聞きながらだったけれど、
今回のケースで、自分の対応として悩んだのは、
「日本人スタッフ」である自分の立ち位置。


日本人同士でコミュニケーションをきちんと取れていれば、
結局「日本人」が決裁権を持っている会社は、何か問題があっても
日本人同士の関係性によって解決ができる。

でも一方で、とある会社は、ケースによっては、インド人がインド人のためにインド人自身で考え結論を出していくのがいいと思う、という会社もある。

この考え方の重要性もよくわかる。結局、日本以外の場所で組織を回していくとなった時に、その国のスタッフが組織やプロジェクトのことを「自分事」として考えられるほうが
長い目で見たら、組織を大事に思うスタッフになるよね、と。

これは日本でも起こりうる。
現に「結局、いろいろ考えて提案しても、最後は上の判断によって覆るもんなー(やってらんねーよなー)」ということは、今までいた組織でも聞いたことがあるし、目にしたこともある。


とはいえ、会社としては「契約」がかかっているとなると落としたくない。
でもこの組織の考え方もわかる、、、となると、どうしたらよかったのかなと。


タイムリーに相談する人がいればよかったけれど、いない状況で
結局、インド人チーム同士で話し合わせることにし、
私は話し合いには参加せずに後方支援(先方日本人にメールや電話で)
という手段を選んだ。


契約が残るかどうかは、まだ相手の返事待ちだけれど、
自分自身の個人的なモチベーションとしては
「少しチームと一緒にできた」というところが良かった。


でもやっぱり、インド人チームと一緒に会社に行く方が良かったかな、とも反省している。

社内のインド人チームである彼らは日本人同士で話して、この契約の後押しをしてほしいと願っていることは感じたし、私は、彼らと一緒に仕事をしているわけだから、
やっぱり彼らのために一緒に頑張るという姿勢を見せることが、良かったんじゃないか、と。
そして日本人もインド人も同じチームでやってます、と先方のクライアントにも見せ、
一緒に働いているインド人チームとそういう経験をすることがよかったのかな、と。



まだ商品やサービスは、わからないことだらけだけど、
一緒に課題解決ということなら、頑張れるかなと思うし、
一緒に働けそうだと思った出来事でした。




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